【スイスフランショック】国内FX業者・海外FX業者の追証対応まとめ【マイナス●●億円】
2019/01/26
2015年1月15日にスイス中央銀行がスイスフランに対して『無制限介入を終了する』と発表したことが発端で、スイスフランのペア通貨の為替が歴史的に動きました。
EUR/CHFペアでは20分の間になんと3800pips暴落。その他の通貨ペアにおいても、2000~3500pipsの大変動が起き、市場がパニックに陥りました。
(参考:スイスフランショックまとめ!為替相場に与えた衝撃はドル円に換算すると115円→77円!Twitter,2chでもお祭り騒ぎ)
ゼロカット制度を採用している海外FX業者の対応はどのようなものだったのか、とても気になりますよね。
そこで今回は、国内FX・海外FX業者のスイスフランショックへの対応がどのようなものだったのかを解説していきます。
スイスフランショックの各FX業者の対応
追証なしサービスの海外FX業者の対応は?
XM(エックスエム)
1/17にマイナス残高になった、全ての口座をゼロカット完了。
今後も追証は一切なしの方針を継続していく。スイスフラン通貨ペアのレバレッジを一時的に変更し、同通貨ペアの提供継続。
重要なお知らせ
昨日のスイス国立銀行 によるEUR/CHF の上限撤廃の決定の結果、XM には影響がないことを弊社のお客様に保証致します。今回の件における弊社のビジネスへの総括的な影響は取るに足りないものであります。
と、スイスフランショックの翌日に世界中の顧客に上記の文章を公式アナウンスしました。
スピーディな対応には好感が持てますね。
ThinkForex
マイナス残高になった全ての口座をゼロカット。
今後も追証なしのゼロカットシステムを続ける方針。会社の運営にも全くの問題なし。
ThinkForexはスイスフランショックに対して公式アナウンスはなかったものの、問い合わせると以下のような返答が返ってきました。
ThinkForexの返答
「今回の市場環境、取引口座のロスにつき、弊社から出金の制限、またブローカー自体の停止などを行なうことは一切なく、会社としての運営には問題がないと通達しています。
またマイナスの残高が確認された口座も全て口座残高0まで修正を行いました。」
低スプレッドが売りのオーストラリアの海外FX業者はあまりゼロカットを提供していませんので、ThinkForexは非常にバランスのとれた業者といえるでしょう。
FXPRO(エフエックスプロ)
マイナス残高になった全ての口座を1/17にゼロカット、こちらも追証を請求しない方針に変更はなし。
スイスフラン通貨ペアの取引を一時的に停止。運営体制になんらの影響はない。
FXPROのプレスリリース
弊社運用口座をご利用のお客様に対してマイナス残高の保護を提供させて頂いておりますが、今回のスイスフランを取り巻くマーケットにおいて発生しておりました、個人投資家における口座のマイナス残高表示は、全て手動にてゼロバランスへ調整作業を進めさせて頂きました。
現在、全ての作業が完了しておりますのでご確認をお願い致します。
投資家の運用資金は、従来通り、弊社FxProの会社資本並びに運営資金、金融規制機関制定に基づく最低積立残高を満たす為の資金とは完全分別管理保管となっておりますのでご案内申し上げます。現在、黒い木曜日と名付けられましたスイス中央銀行の決定並びにアナウンスは、業界全体並びに各国経済に対して激震をもたらすものではございましたが、状況への早急なる対応の元、弊社は、弊社のお客様に対して、業界の中でも最も良いサービスやツールの提供をモットーにさらなる躍進をして行く所存でおります。
上記のようにゼロカット作業終了後、再度プレスリリースを流しました。
IFCMarkets(IFCマーケット)
マイナス残高になった口座は全てゼロカットを完了。今後もマイナス残高に対してゼロカットシステムを継続していく方針。
IFCマーケットは、スイスフラン通貨ペアのレバレッジ条件の変更も一切なし。会社の財務体制への影響も小さい。
公式なアナウンスはありませんでしたが、スイスの著名銀行グループが運営する海外FX業者の一部なので、むしろ大きく利益を上げている可能性が高いでしょう。
追証が発生した海外FX業者
FXDD(エフエックスDD)
マイナス残高になった口座に、できるだけはやい追加入金を促した。
今後も相場が急変動し、口座残高がマイナスになった場合は追証を請求する方針。
FXDDは『追証なし』を謳ってますが、特殊なケースにあたる場合追証請求をする、とのことです。
特殊なケースの基準が曖昧なので要注意ですね。
Pepperstone(ペッパーストーン)
現在は日本人顧客向けサービスを停止したPepperstone。
以前より『追証は求める方針』で今回のスイスフランショックでも、マイナス残高になった口座には、できるだけ早い追加入金を促した。
会社の財務体制はスイスフランショックにより上向きになったとの報道もあります。
国内FX業者全て
国内のFX業者は、全て追証ありです。
国内FX業者でスイスフランを主軸に取引していたトレーダーは天国か地獄のどちらかを味わうことになったかもしれません。
GMOクリックホールディングスでは、日本人トレーダーの未収金1.1億円がまだ回収できていない模様です。
スイスフランショックで大損害を受けたFX業者
破綻した海外FX業者もある
アルバリUK
追証なしサービスを提供している海外FX業者の中で、顧客の負債金額がすごすぎて破綻したのが、アルバリUKです。
顧客残高はなんとマイナス4500万ドル。日本円に換算して54億円です。
※アルパリUKは英FCAの管理下に置かれています。顧客資産は会社とは分別管理されているため、破綻による顧客資産の損害はありません。
Excel Markets
ニュージーランド系のExcel Marketsも破綻しました。
Excel Marketsのブログでポジションの決済が呼びかけられてるのがわかります。
重要 – 未決済ポジションは閉じなければなりません
スイス銀行によるスイスフランの劇的な動きは非常に稀有な変動と硬直をもたらしました。
それにより、この出来事の後、私たちの主要プロバイダー及びバックアッププロバイダーは1時間ほど対応ができない状態となりました。
大打撃を受けたFX業者も
IGグループ
規制当局への報告書によるとIGグループは3000万ポンドの損失を出したようです。
スイスフラン大暴落によりIGグループ、3,000万ポンドの損失、業界では氷山の一角か?
規制当局への報告書によると、IGグループは15日のスイス国立銀行が引き起こした極度な外為市場のボラティリティにより、3,000万ポンドの損失に直面しているという。
FXCM
日本国内でもFX事業を展開しているFXCMですが、スイスフランショックによって、顧客の口座残高はマイナス2億5000万ドル。
日本円に換算すると300億近い損失を出す結果になりました。
しかし、『Leucadia National Corporation』からの3億ドルの資本注入を受けたことで破綻は免れました会社のFXCMジャパンも通常営業を続けています。
スイス・ショック世界を走る-米FXCMやNZ外為業者直撃
FXCMは15日付の発表文で、「スイス中銀の午前の発表を受けたユーロ・フラン相場のかつてないボラティリティ(変動性)で顧客はかなりの損失を被った」とし、その影響で「エクイティバランスがマイナスとなり、FXCMへの債務が約2億2500万ドルに膨らんだ」と説明した。
- 大打撃を受けた業者
「国内FX業者・海外FX業者の追証対応」まとめ
このように、スイスフランショックによっていろんな海外FX業者が対応に追われたんやで!
当サイトで紹介している業者の対応はどれも素晴らしかったわ。
海外FX業者でゼロカットシステムを採用しているところは、全て執行されたで!
反対に、全ての国内FX業者は追証があることが再認識されて、国内FXのリスクの高さ・制度の遅れが浮き彫りになった形やな。
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4.14
[口コミ57件]
- 日本語
- OK
- 認可
- CySEC・FSA
- 口座
- MT4/ECN
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- レバレッジ
-
- ◎
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- 最大レバレッジ
- 888倍
- ボーナス
- ◎
- 追証
- 追証なし
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- スプレッド
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- ○
-
- 米ドル/円(pips)
- 1.60
- ユーロ/円(pips)
- 2.50
- 米ドル/ユーロ(pips)
- 1.60
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- 約定力
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- ◎
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- 平均値(秒)
- 0.336
- 最高値(秒)
- 0.019
- 執行率(%)
- 99.92
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- 取扱い銘柄
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- ○
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- 通貨ペア
- 57
- 貴金属
- 4
- CFD銘柄
- 42
※貴金属はパラジウム・プラチナを含む。
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