５・１０日要因＿用語集

５・１０日要因（5 10 days factor）

５・１０日要因とは？

一般的に「５」「１０」など５の倍数の区切りの良い日を決済日にすることが多いため、貿易の決済を基軸通貨である米ドルで決済を行うことから、米ドルが不足してドル買い需要が多くなること。

 

例えば、石油会社が石油を輸入した場合には、その取引先に対して契約時に取り決めた決済日に基準通貨のドルを支払うことになります。企業は決済日をキリの良い日にする傾向が多いためキリの良い日に決済日が集中しやすくなります。当然、多数の決済日が重なればどこも基軸通貨のドルが必要になります。よって、ドルが不足しがちになりドルの需要が高まります。そのため、「ドル買い」の要因となることがあります。

 

しかし、あくまでもその様な傾向にあると言うだけなので、キリの良い５・１０日がドル買いされやすくなるというアノマリーの域である。

 

ちなみに日本では午前１０時ごろがドルの交換レート（仲値）の発表とされています。