ECB理事会_用語集
2015/02/23
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ECB理事会(ECB Governing Council)
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ECB理事会とは?
ECB理事会は「欧州中央銀行理事会」とも呼ばれており、ユーロ圏の統一的な金融政策を担う欧州中央銀行の最高意思決定機関のことをいいます。本機関は総裁・副総裁を含むECB幹部6人と、ユーロ圏各国の中銀総裁で構成されており、原則として月に2度、ドイツのフランクフルトのECB本部で定例会合を開きます。通常、1度目の会合では、政策金利の見直しや金融市場の安定策などを話し合い、また会合終了後のECB総裁の記者会見はマーケットでも注目されています。しかし、米国や日本とは異なり、議事要旨は公開しておりません。
一般に、金融政策面で最重要目標として掲げいているのは「ユーロ圏の物価安定」であり、米国のFOMCや日本の日銀政策委員会に比べて金融緩和には慎重とされています。また、組織面では本理事会の政策判断への政府介入が法律で禁じられるなど、高い独立性が確保されており、金融政策については一人一票の多数決、もしくは話し合いによる合意で決められていますが、議決権を持つメンバーが多いため、マーケットへの対応で求められる迅速な政策決定ができないこともあります。
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