PPI_用語集
2015/02/23
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PPI(生産者物価指数)
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PPIとは?
PPIとはProducer Price Indexの略称で、日本語では生産者物価指数と呼ばれています。生産者が出荷する地点での商品の価格水準を表すアメリカ合衆国の指標です。毎月15日前後に、消費者物価指数(CPI)に先立って発表され、消費者物価指数を占う指標として注目されています。アメリカ合衆国内のメーカーの取引を業種別・商品別・製造過程別に分けて調査し、さらに製造過程は原材料・中間財・最終財に分類しており、対象は約1万品目に及びます。
PPIはインフレ動向を判断する指標のひとつです。CPIほどではありませんが、為替市場やFXにおいても注目度の高い経済統計です。経済がインフレに傾いているのか、それともデフレに傾いているのかを判断する指標として利用されています。指標が上昇すればインフレ懸念で通貨安、下落すればデフレ懸念で通貨高と解釈するのが一般的です。また、CPIとPPIの違いは、CPIが買い手側の価格であり、PPIは売り手側の価格であるという点です。
ちなみに、日本では「卸売物価指数」というものがPPIと似たような指標としてありますが、卸売物価指数は卸売段階での価格であり、流通コストが含まれている点が異なっています。
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