カバーディール＿用語集

カバーディール（cover deal）

カバーディールとは？

ディールとは取引のことを表し、残高を調節するために顧客取引の反対売買をすることをいいます。つまり、銀行又は金融機関が顧客取引で相手に通貨を売ると、その通貨の残高が減り不足してしまいます。そのため、インターバンク市場で不足した通貨を買い足します。反対に通貨を顧客から買うと、その通貨が増えてしまうため、増えすぎた通貨をインターバンク市場で売る取引を行ないます。

 

一般的に銀行の場合では、顧客の大口の外国為替取引（ＦＸ）やデリバティブ取引などでカバーディールをすることにより残高を調整すると共に、リスクを回避することができます。ＦＸ業者も同じで、投資家との取引の反対売買、つまり投資家から１万通貨の売りが入った場合に、すぐにインターバンク市場で１万通貨を買うことにより、このＦＸ業者の持ち高はゼロにるため、基本的には為替変動のリスクはゼロとなります。