スリッページ＿用語集

スリッページ(slippage)

スリッページとは？

「注文した価格」と「実際に約定された価格」の差のことをいいます。
slippageの直訳は「滑る」「遅れる」で、スリッページは一般的に「すべった」と表現されることもあります。(例「レートが0.5銭もすべった！」)
 
これは主に逆指値注文や成行注文の際に生じます。
変動が大きい相場の場合、指定していた注文を執行する前に他の注文が執行されると、結果的に自分が注文した価格と約定される価格が異なります。これをスリッページとよびます。
その場合、自身が指定した注文価格と異なる値で約定される、もしくは約定拒否が起こります。
 
スリッページが生じると想定以上のコストとなり利益が圧迫される場合があるため、一般的には避けたい事態として扱われます。
各FX業者では、スリッページの対策として注文の際に価格変動の許容限度幅を設定することが可能な場合があります。