上放れ_用語集

上放れ（up substantially）

上放れとは？

上限と下限が決まった範囲内（レンジ相場や揉み合いなどと言います。）で上げ下げを繰り返していた相場の価格が急激に上昇してレンジの上限を突き破って上昇することで、レンジブレイクとも言います。または、前日の終値と比べて大きく上昇して取引されることをいいます。 まったく予想されていなかった好材料が朝のニュースなどで報道されるなどしたときに発生することがあります。

 

上放れは新たなトレンドの発生として上昇に弾みがつくことがあり、上放れを確認した上で、ポジションを保有する取引手法がある。この手法は、基本的にトレンドフォロー（相場の流れに沿った取引）の一種と考えられている。しかし、上昇トレンドが発生せず、買いシグナルの判断が「ダマシ」となることもある。ダマシ（買いや売りのシグナルと逆に動く）に遭遇した場合、保有ポジションの効率的な手仕舞いがポイントとなる。

 

そもそも、上放れの判定方法は投資家によって様々で、視覚的なチャート分析により判断したり、コンピュータシステムを活用して一定のルールに基づいて判断するなどさまざまですが、予想していたほど高値にならなかったり、買った値段よりも値が下がってしまうなど、相場の動きをよく注意して売りのタイミングを見極めなければいけません。ちなみに、大きく価格が下落することを下放れと言います。